安全
・救命胴衣を常時着用しましょう。
・プレジャーボート保険に加入しましょう。
・自船の安全確保3か条を守りましょう。
① 発航前、機関や燃料等の点検の実施 ② 航行時、常時見張りの徹底 ③ 故障時に備え、救助支援者の確保
|
モーターボートの乗り方
1.ボーティングのルールとマナー
- 出航前のチェック
- 出航前にその日の天気情報を十分確認しましょう。危険かなと思えるような状況でしたら、勇気をもって計画変更をしましょう。
- マリーナなどへの出港届けを忘れずに済ませましょう。また緊急時の連絡先もはっきり伝えておきましょう。
- ボートの状態をしっかりとチェックし、安全を確認しましょう。バッテリーの充電状況、燃料の充足、安全備品の格納確認など乗船前に必ず点検して下さい。
- ボートのエンジンは人間の体に例えれば心臓のようなものです。特に念入りに状態のチェックをして下さい。また古い燃料はエンジントラブルの原因になりやすいため、できるだけ新しい燃料を使いましょう。
- これからのシーマンは海という環境を守り育てる意識が必要です。ゴミや空き缶は海に捨てずに、ゴミ袋を用意し必ず家庭まで持ち帰るようにして下さい。
- ルールとマナー
- 危険と思われるところに入らないこと、また近づかないことです。
- 航行ルールを守ることはもちろん、地域ごとのルールにも注意して下さい。
- 景色に見とれて脇見操縦する危険は車と同じです。くれぐれも飲酒操船はやめましょう。
- 漁網や、養殖設備の所在を確かめ、漁業者に迷惑をかけないようにしましょう。
- 岸の近くや、河川などでは曳き波に注意して走行しましょう。
2.出航前の点検とチェックポイント
- 無理のない航海計画
・ボートの性能や自分の操船技術に合わせた航海計画を立てましょう。
・夜間の航行はできるだけ避けましょう。
・2隻以上のグループ航行を心がけましょう。
・航行する水域を良く知っておきましょう。
・万一の避難方法を考えておきましょう。
・「いつ、だれと、どこへ」を家族・マリーナへ届けましょう。
・定員、積載制限を超えない計画を立てましょう。
- 気象・海象情報のチェック
今、天気が良くても刻々と変化します。先を見越した天候を知っておく必要があります。
- 観天望気
雲行きや風、今の空模様により、移り変わる天候を予想する方法があります。
- 体調に注意
乗員全員の体調が良好か確認しましょう。
- 法定安全備品
法定安全備品を出港前にチェックし、いつでも使えるよう、整理・整頓して積み込んでおきます。
- 携帯品
- 海図
- 航路案内書
- 航海計器類 作動確認し取扱説明書を常備しましょう
- 船体・機関の取扱説明書
- 無線機、船舶電話、携帯電話、ラジオ
- 給油
出港前に燃料残量を確認し、必ず満タンにします。
- 船体の点検
- 船体各部の損傷はないか。
- 船内に水はたまっていないか。
- 燃料もれはないか。
- 船体各備品の作動は良いか。
- 機関始動前点検
- 機関を始動させてもエンジン近辺に危険はないか。
- 燃料、冷却水のコックは開いているか。
- 機関、エンジン、クラッチ共に潤滑油は適正量入っているか。
- 排気出口の近くに異常はないか。
- プロペラ近くに異常はないか。
3.機関始動点検
- エンジンを始動して暖機運転しながら、各部をもう一度漏れ、異音、異臭がないか点検します。
- 水温、圧力、モニターを確認して異常はないか。
- 冷却水は船外へ勢いよく出ているか。
4.出航と航行
- 航海計器を正しく使う
事前のセットを忘れずに済ませておきます。港を遠く離れる場合はGPSとコンパスを併用しましょう。
- 状況判断
潮流、干満、潮、風向き、霧、周囲の状況に常に注意します。外気温が上がる夏場は、巡航回転数を下げ気味にしましょう。また、大雨の後は流木やプラスチック袋に注意しましょう。
- 見張りが大事
前後左右に常に細心の注意を払いましょう。
- 自分の船の能力を知る
どのくらいで止まるのか、曲がれるのかを知っておくことは危険回避のために大切です。
- 天候の変化に注意
風向きの変化や雲の様子、波の程度は天候を知る手がかりです。
- 悪天候にはすばやく対応
怪しいなと思ったら「逃げるが勝ち」がセーフティボーティングの基本です。
- ライフジャケット(救命胴衣)の着用
救命胴衣は着用しましょう。特に子供や、遊泳できない人は常時着用を行ってください。
5.投錨
- アンカーロープの長さ
使用する水深の5~7倍の長さのアンカーロープが目安です。
- アンカーを打つ場所
泊地を充分観察し、風や波、海底の状態を確認します。潮が引いても十分な喫水が確保できることも重要です。
- アンカーの打ち方
風下から投錨する位置まで近づいて、まずロープの端を固定し、アンカーを船首から下げます。水深の5~7倍のロープを繰り出したら固定し、アンカーの効きを確認します。アンカーが岩場に噛み、外れない場合があります。万一を考え、アンカーそのものに引揚げ用の水深分の長さのロープ(先端に浮子のついた、細めの強度のあるもの)を取付けておきましょう。
6.緊急時の対応
- 落水した場合の処置
・誰かが落水した時は、とっさに落水者側にハンドルを切り、プロペラを落水者から遠ざけるように
操作します。
・「落水者発生」と叫び、全員に急を知らせます。
・落水者は2人以上で見張ります。特に夜間は懐中電灯等の照明を使用する事が必要です。
・落水者を発見したら、ライフリング(救命浮環)を届くように投げます。
・救助の時、ボートは落水者の位置まで引き返して、風下側から波を立てないように近づき、
船首から船腹の間で落水者をしっかりとつかみ船上へ引き上げます。
・落水者を引き上げる時は、安全のために必ず機関を停止します。
- 火災が発生した場合の処置
・火災になったら「火事だ」と大声で叫び、全員に知らせます。
・火元を風下にして機関を停止させます。
・消火器を取り出し、直ちに消火を行います。
・可能な限り燃料等の元栓を閉めます。
・消火器による初期消火に失敗した場合、118番(※)等へ連絡するか遭難信号を発信し、
救命胴衣を着用する等避難の準備をします。
※118番:海上保安庁が運用する海上における事件・事故の緊急通報用電話番号
「いつ」「どこで」「なにがあった」などを簡潔に通報してください。
- 転覆した場合の処置
・全ての乗員の安否を大声で確認します(転覆船の内部や下側に残っていないか等)。
・母船が浮いている場合は、母船から離れてはなりません。
・母船が沈む場合は、母船から離れるようにします。そして破片等浮力のあるものを集めて
浮き具にします。
・絶対に泳がないこと。泳ぐことは余分な体力の消耗になります。
- 衝突した場合の処置
・怪我人が発生していないか直ちに調査します。
・船体に損傷個所が無いか、水漏れ個所が無いか等を急いで調査します。
・機関、操縦装置、プロペラ等に損傷が無いか、燃料漏れが無いか、航行可能かどうか調査します。
・もし船底の損傷個所が、相手船や乗り上げた暗礁等で塞がれていて、多量の浸水が認められている
状況にある場合は、離船・離礁を急がないで救助を呼ぶようにします。
・自走出来ない場合は直ちに118番等へ連絡をとり救助を待ちます。
- 曳航
・曳航船は曳航索を準備します。強度と長さは被曳航船に見合った索を選びます(長さの目安は
曳航船の長さと被曳航船の長さとの和の3倍以上とする)。
・曳航船は船尾幅の3倍長以上の索を船尾の両舷のクリートやビットに繋ぎ、その中央に曳航索を結ぶ
ように準備します。
・被曳航船への結索は船体中心線上の丈夫なクリートやビット等とします。手摺やパルピット類に
結索すると船体が破損することがあります。
・被曳航船にも操船者が乗船して曳航されることが必要です。
- 救助を求める
遭難の信号を発信して無事救助されるまでの過程では、遭難信号が受信されることの困難さ、遭難現場が発見されることの困難さ、現場で救助されることの困難さ、の三難が伴います。ボートで海上に出た場合、常に自船の位置を確認しておく習慣が大事です。
・海の事件・事故などの緊急通報は「118」番に通報しましょう。
・携帯電話・船舶電話等の電話を使用して、海上保安部・署、マリーナ等へ事故発生と事故の様子、
自船の位置を正確に連絡します。
・事故の際は近くを通る船に、旗や腕を振って知らせます。いち早く発見してもらうためには、衣類、
懐中電灯等あらゆる物を使って、早く他の人・船に知らせる事が必要です。
・近隣船に対しては、左右に伸ばした腕を、繰り返しゆっくり上下させる動作を行って知らせます。
・また、同様に、炎火信号へ点火して救援を求めます。信号紅炎(赤色の手持ち火炎による信号)、
及び発煙浮信号(オレンジ色の煙を発する信号)を使用します。
7.帰港・着岸後の保守・点検
- 機関の停止と点検
・すぐに機関を停止せず、2~3分間冷機運転しましょう。
・機関各部の水・オイル・燃料・排ガスの漏れはないかよく確認しましょう。
8.日常の保守・点検と整備並びに保管
- 船体の保守・点検
ボートシーズンが始まる前やシーズンが終わってボートを格納する時には、念入りにボートの保守・点検をしたいものです。
- FRP船
ヘアークラック、当て傷、層間剥離、表面の腫れ等のチェックならびにゲルコート(表面被覆)の点検を行ない、不良箇所が見えたら早目に補修しておきましょう。
- 木造船
腐敗、損傷、陸上保管艇にあっては木の乾燥のチェックを行ないましょう。
- アルミ船
白い粉状の斑点は劣化のサイン。サンドペーパーをかけアルミ専用の補修剤で塗装することが必要です。
- エンジンの保守・点検
エンジンは全体を清潔にしておくことと、オイルの量の点検と定期交換が重要です。取扱説明書をよく読み、異常を感じた時は必ず専門業者に連絡して下さい。
- 機器・備品類の保守・点検
機器・備品類の保守・点検もお忘れなく。バッテリー、航海灯をはじめ、備品では索、錨索、安全装置、救命胴衣等。ナット、ボルト、ホース、クランプ等が外れたり緩んだりしていませんか。
- 保管
- 冬季保管
覆いをかけて保管する場合、ボートを密封せず十分に通気性を確保し、かび、乾燥、腐食を防ぐことがポイントです。尚、小型で軽いオープンデッキのボートなどは、屋外では雪や雨が入らないように上下裏返し、排水を可能にするためブロックなどの上に置き、地面から離す工夫をして下さい。
機関内の冷却水には凍結防止剤を忘れずに入れておきましょう。海水系統は海水を完全に抜いておきましょう。
- 陸上保管
船底の形状と台車をしっかり合わせ、ビルジや雨水の流れを容易にするため、船底のドレンプラグを外し、船首を上げておきましょう。
- 係留保管
ボートカバー、燃料タンクならびにエンジンの点検・整備を行なうほか、下記の点に留意して下さい。
・フェンダーを適宜吊り下げて船体の損傷を防ぎましょう。
・波や潮位の変化を見込んで、係留ロープはたるみを持たせておきましょう。
・定期的にエンジンを数分間運転することを心掛けましょう。
・また、長期間使用しない場合は、バッテリーの自然放電を極力少なくする為、端子をはずすかバッテリー自体を屋内保管にしましょう。
◎船に備え付けの取扱説明書をよく読み、安全に楽しく走航しましょう。
PWCの乗り方
*PWCとは、パーソナルウォータークラフト(=水上オートバイ)の略語。
1.PWCに安全に乗るために、以下の事項を必ず守りましょう。
-
身体に合った救命胴衣を着用してください。
乗船者は、JCI(日本小型船舶検査機構)認定の身体に合った救命胴衣(ライフジャケット)を必ず着用してください。
※輸入品の救命胴衣の中には、JCIの認定を受けていないものがありますのでご注意ください。
- 身体を保護できる身体に合った衣服等を着用してください。
落水による衝撃やジェットノズルの近くで強い噴流による水圧を受けた場合、下半身開口部(膣や肛門)に水が入り負傷する恐れがあります。通常の水着では下半身開口部を十分に保護できません。
身体を保護できる身体に合ったウエットスーツパンツ(ボトム)等を必ず着用してください。
また、ウエットスーツは体温を保ち体力の消耗も防いでくれます。
シューズ、手袋、ゴーグル(保護眼鏡)等も合わせて着用しましょう
- 操船には特殊小型船舶操縦士免許が必要です。
操縦免許証を持って乗船しましょう。
操縦免許証を持たない者に操縦をさせてはいけません。
操縦免許証を持たずに操縦した者は10万円以下の過料、無免許者に操縦させた船舶所有者は30万円以下の罰金が科せられます。
- 操船者が落水したときにエンジンが停止するよう緊急エンジン停止コードを身体に付けてください。
このコードがハンドルバー等に絡まないようにしてください。また航走後は子供や他の人が使えないよう、コードをPWCから外しましょう。
※このコードはメーカーによって呼び名や取扱いに違いがあります。各メーカーの取扱い説明書をよく読み使用してください。
-
自分の操船技量をよく知り、無理・無謀な航走はしないようにしましょう。
自分の操船技量を超えた航走をすると、思い通りに操縦できず、落水や衝突の原因となります。
急旋回や波等のジャンプは背骨/脊髄の損傷(麻痺)、顔面の損傷、足、くるぶし等の骨折の恐れがあります。
ジャンプは行わないでください。
-
PWCの背後に人がいるときは、スロットルを開けないようにしましょう。
エンジンを停止させるか、アイドリング回転数(スピード)にしてください。
スロットルを開けるとジェットノズルから噴出される水や異物で怪我をする恐れがあります。
-
ジェットインテークに人を近づけないようにしましょう。
エンジン運転中はジェットポンプの吸水口(ジェットインテーク)に近づくと、長い髪、だぶついた衣服、救命胴衣の紐等が巻き込まれ、怪我をしたり溺れたりする恐れがあります。
2.PWCの事故では重大な衝突事故が多く、次の事項を守り衝突防止に努めましょう。
-
見張りは怠らないようにしましょう
遊泳者、障害物、周囲の船舶に絶えず注意しましょう。視界が制限されたり、妨げられたりする状況では、特に注意が必要です。
-
気を抜かないで航走しましょう。
遊泳者、障害物、周囲の船舶から回避できる安全な速度や距離を保って航走しましょう。
・他のPWCや船舶等の後方至近を追走しない。
・周囲のものに水しぶきがかかるような距離まで近づかない。
・急旋回等、周囲の操船者が予測困難な操船は行わない。
・浅瀬や暗礁のある水域は避ける。
- 早め早めの行動をしましょう。
早めに行動を起こし、衝突防止に努めましょう。機種によっては減速装置があるものもありますが、多少停止距離が短くなる程度です。
-
障害物を避けるために針路を変更するときは、スロットルを戻さないでください。
針路を変更するためには、スロットル操作でジェット噴流を維持することが必要です。航走前には、スロットルとステアリングが 正しく作動することを常に確認しておきましょう。
3.以下のことも忘れずに。
- 天候は前日からチェックしておきましょう。
水上に出る場合は、天候がどう変化するかを事前に確認しておくことは非常に重要です。また、事前に確認していたとしても思いもよらず波風が強くなったり視界が悪くなったりすることもあります。安全に楽しく遊ぶ為にも、前日や当日の朝出発するまでに、テレビ、ラジオ、インターネットや新聞などで天候の確認をしましょう。
-
乗船前点検を忘れずに。
乗船前点検は、事故や故障を防止するうえで重要なことです。必ず実施しましょう。
エンジンルームの換気を兼ねたエンジンルーム内の点検など、各メーカーの取扱い説明書には詳しく記載されていますので、それらの内容を確認しながら点検を実施しましょう。
- 単独行動は止めましょう。
PWCは転覆することが前提の乗り物です。また一般船舶のように無線等の設備もありませんので、直ぐに何かが起きた場合に知らせることができるよう、他船や他のPWC等から目の届く範囲で乗りましょう。
万一に備えて携帯電話(防水対応)を持参するとともに118番通報(海上保安庁が運用する海上における事件・事故の緊急通報用電話番号)を覚えておきましょう。
- 同乗者を乗せる時は。
PWCの種類によっては2名、3名、4名乗りと複数名が乗船出来ますが、総重量が最大積載重量を越えないことと、同乗者を乗せた操船はより高度な技量が必要となりますので、一人での操船に十分に慣れるまでは同乗者を乗せないようにしましょう。
同乗者には必ず前の人または取扱説明書に記載されている部位にしっかりつかまるよう指示しましょう。
また、操船者の前に同乗者を乗せてはいけません。
- ウェイクボード等をトーイングする時は。
ウェイクボード等のトーイングには、より高い操縦技量が求められます。必ず見張り役を同乗させましょう。
衝突を避けるため、岸、浅瀬や他船、障害物等からトーイングロープの2倍以上の距離を保ちましょう。
- 次回も楽しく乗るために。
いつも良好な状態でPWCを楽しむためには、乗船後の点検整備もきちんと行い、不具合が見つかれば次の機会までに直しておくことで、次回も楽しく過ごせます。不具合内容によっては販売店での修理が必要なものもあります。
4.法規、地域条例や規則を必ず守りましょう。
- PWCも立派な船舶であり動力船です。船舶のルールを守らなければいけません。
- 動力船が避けなければいけない船舶
動力船であるPWCは、次の船舶の進路を避けなければいけません。
①帆船(エンジンが付いていても帆のみで航行している時は該当します)、②漁ろうに従事している船舶、③操縦性能制限船、④運転不自由船
-
2隻の動力船間の航法
真向かい、またはほとんど真向かいに行き会う時は、互いの針路を右に転じなければならない。
互いの進路を横切る時は、他の動力船を右舷に見る動力船が相手船の進路を避けなければならない。
他の船舶を追い越す時は、追い越す動力船を完全に追い越し、十分に離れるまで追い越した動力船の進路を避けなければならない。
- 条例や各地域ゲレンデで定められているルール
各地方自治体で定める独自の条例や各地域のゲレンデで定められている規則(ローカルルール)等も法律と同じように守ら なければなりません。航行する水域のルールは、あらかじめ調べておきましょう。
5.セーフティーライディングを心掛け、マナーを守りましょう。
PWCの乗船にあたっては、安全はもとより社会・自然環境の保全についても十分な認識と注意を払い、PWCが社会から親しまれる健全なマリンスポーツとして認知される必要があります。一人一人の気配りと思いやりで、安全で他の人に迷惑をかけない行動をとることにより、愛好者はもちろんゲレンデ周辺の人々がお互いに楽しい時間を過ごせることでしょう。
**** これだけは守りたいPWCのマナー ****
- 住宅地付近や人の多い水辺ではなるべく乗らないようにしましょう。また、早朝の航走も避けましょう。
- 陸上での空ぶかしは周りの人の迷惑となりますので、始動時の空ぶかしはしないようにしましょう。陸揚げ時の排水も必要最小限にとどめましょう。
- 岸辺近くでは、低速走行に心掛け、騒音、引き波等による迷惑をかけないようにしましょう。
- 集団で走行すると騒音が一層高くなる傾向にあります。単独行動は避けなければいけませんが、集団での走行時はPWC間の距離を取るようにしましょう。
- ゴミは必ず持ち帰りましょう。ゲレンデに残したゴミが近隣の住民にとって多大な迷惑になっています。自分で出したゴミは自分で持ち帰り、いつまでも綺麗で気持ちの良いゲレンデ利用を心掛けましょう。
- 違法駐車や迷惑駐車も近隣の住民や道路利用者に多大な迷惑をかけてしまいます。車は決められた場所に駐車することで、心置きなくPWCを楽しむことができます。
- それぞれのゲレンデには使用法や走行に際して利用者自らが話し合い、独自のルールを設定している場合があります。
これはいつまでも健全にゲレンデが使えるよう努力して生まれた自主ルールですから、必ず尊重してください。
- 各メーカー指定のガソリンを使用しましょう。また水道水取り入れ口付近での遊走は止めましょう。
- 不必要なアイドリング状態の保持は止めましょう。
- 燃料やオイルの給油は、溢さないよう万全の注意をしましょう。給油時の禁煙は当たりまえのことです。
- 悪質な改造を施したPWCでの航走は止めましょう。
◎PWCに備え付けの取扱説明書をよく読み、安全に楽しく乗りましょう。
ミニボートの乗り方
免許のいらない ミニボート
モーターボートを操船するにはボート免許が必要です。
しかし、長さ3m未満、エンジン出力2馬力以下のボートは免許無で操船できます。そのサイズのボートを【ミニボート】と呼んでいます。
ミニボートは、大人でも子供でも操船できるわけですが、ボートが小さく、軽いため、安全に使用するには注意と十分な知識、技量が必要です。
ミニボートを始める方や、すでにお持ちの方のためのガイドブック「ミニボートの基礎知識」には、最低限必要な知識、ルール、注意事項などが記載されています。
また、ミニボートを120%楽しむために操船される方のために、動画を制作しましたので是 非ご覧ください。
プレジャーボートの軽石対策
これは、小笠原の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火によるとみられる軽石に関して、プレジャーボートの被害防止や安全航行のため、国土交通省海事局とともに取りまとめた対策です。
本対策を参考に、軽石による被害の防止と安全な航行支援に努めて頂ければ幸いです。